「伊礼智の住宅設計塾」2日目。

伊礼先生は、どのよにして今の設計に至ったのか?

その源流を探るために中禅寺湖湖畔にある、「旧イタリア大使館日光別邸」を見に行くことにしました。

 

なぜ「旧イタリア大使館日光別邸」になるのかというと、

伊礼先生が考え方を学んだのが「宮脇 檀」さんで

宮脇檀さんが学んだのが「吉村 順三」さんで

吉村 順三さんが学んだのが、「アントニオ・レーモンド」さん。

そのアントニオ・レーモンドさんが設計したのが、「旧イタリア大使館日光別邸」なのです。

伊礼先生自身、初めてだったそうですが、気になっていたのでしょうね。

その「旧イタリア大使館日光別邸」が、これです。

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新緑に映えて、とても美しい建物です。

修復して公開してから10年以上過ぎていますので外壁の杉皮の色も変わってきていますね。

中は、それほど色の変化は感じられず、杉皮が特徴的です。

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伊礼先生曰く、アントニオ・レーモンドさんが設計した建物は、資材が不足気味の時代で、もっと下地とかが見えることが多いそうなのです。

なので、今まで見ていた建物と違うとおっしゃっていました。

隣にある「旧イギリス大使館別荘」にも行ってきました。

チケットは共通なので、ぜひ一緒に行ってくださいね。

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外観は黒ですが、中は純白というイメージ。

前面の窓が大きく開くとまたコントラストが綺麗です。

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湖側の部屋からは、白根山が綺麗に見えるように考えて場所と設計を決めたそうです。

ここに座っていると、何時間でものんびりできそうです。

最後に、宇都宮市大谷の地下博物館に行ってきました。

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伊礼先生も大谷を素材として使っているので塾生にも見せたかったのでしょう。

あの大空間に、みんな驚いていました。

この塾は、3回有るので、あと2回、今度は関西方面に向かいます。

どのような建物を見ることができるのか、楽しみです。