現場監督経験者だからこそ、しっかりとお手伝いが出来る
家づくりアドバイザーの手塚です。
今月も、お引渡しのお家があります。
工事も順調に進み、完成間近です。
お施主様は、お引渡しが近くなると家電や家具の準備や、お引越しの準備等で
ワクワクする事と思いますが、私はお引渡しが近くなるとシクシクと寂しい
気持ちになります。
シクシクとはちょっと大袈裟ですが、今まで作り上げてきたお家を
お引渡しして御施主様の手に渡ってしまう・・・。
いわゆる『嫁に出す父親』の様な気持ちしなるのです。
お家が完成して、お引渡し前にお家の中や外をグルグルと見渡しながら
「あ~、もうすぐこのお家で御家族の生活が始まるんだな・・・」
なんて事を考えると、嬉しくもあり、寂しくもあるのです。
御縁をいただき、何回も書き直しながら、楽しく一緒に考えて作った間取り。
細かい仕様の打合せ。
不安と期待で胸いっぱいで始めた家づくり。
お家が完成する頃には、基礎や骨組みはもちろんの事
建築用語まで熟知してくるまでになってしまう御施主様。
そんなお施主様と共に過ごした約1年の歳月。
長い方では2年の方もいらっしゃいます。
一緒に打合せに来てくれたお子様も、1~2年過ぎると凄く成長します。
甥っ子、姪っ子の様に見えてしまいます。
お引渡し後も、一生のお付き合いになるのです。
私はとても幸せです。
「お施主様と一緒に作り上げたお家よ」
「ここに住む御家族を、大切に見守ってくれ」
お引渡し前に、一人で現場に行き、独り言を言う私でした。