群馬県太田市、自動車メーカー「スバル」の街として知られていますが、それ以外の工場もたくさんあります。

今回は、縁があり「アスファルト」を作っている工場の見学をさせていただきました。アスファルトは仕事柄、全く無関係では無いため興味津々!

久しぶりの社会科見学は楽しく過ごすことができました。

アスファルトの代表的な利用場所は、道路。あの黒いと言いますが、道路表面グレーの部分です。駐車場にも利用されていますね。

道路や駐車場はコンクリートも利用されていますが、コストも低くや音が響きにくいアスファルトの方が適しているため、アスファルトがメインになっています。

エスホームの駐車場は面積も広いのでアスファルト。それも雨水が染み込みやすいアスファルトです。
多くの住宅の駐車場はコンクリートを利用することが多いですね。

東毛再生アスコン株式会社

下の写真が、アスファルトを作っている工場の外観。外からは何か分かりませんね。

この写真は、撮っていなかったのでGoogleから拝借しました。

中に入っていくと、いきなり大迫力!重機が工場内を走り回っています。

この東毛再生アスコン株式会社 アスファルト工場の最大の特徴は、アスファルトのリサイクル品を利用しているということです。これだけだと分かりにくいかもしれません。

早速、工場の中をアスファルトの製造工程を追いながら見ていきましょう!

アスファルトのリサイクル!

まずは、ここがスタート!

道路や駐車場から剥がしてきたアスファルトがここに集められます。

この廃材のアスファルトを一旦別な工場に運んで砕いてきます。

材料に生まれ変わったアスファルト

アスファルトを砕く工場から戻ったのがこちらです。

この写真だけを見るとよく分かりにくいかもしれません。これが再生されたアスファルトです。

下の写真を見ていただければお分かりになります。重機が入っているのが再生されたアスファルト。その左右にあるのが、アスファルトの骨材になる原料(砂利)です。砂利も、アスファルトの強度によって細かさを変えているので、何種類か用意されています。

砂利と再生アスファルトをミックス!

次に、この機械で様々な砂利を混ぜます。混合にはどの種類の砂利を入れるのかアスファルトの種類によって違うので、それぞれの場所から自動で出てきます。

装置の下の方を見るとベルトコンベヤーに砂利が出ているのが分かります。ここで必要な分の砂利が供給されます。実際にはパソコンで操作しているようです。

砂利とアスファルトを混ぜます!

混合された砂利に、アスファルトの液体を高温の状態で混ぜます。その装置が下の写真です。

写真の右にある壁の反対側に先ほどの砂利を混合するベルトコンベヤーがあります。そこから奥のパイプを通り、左側上にあるパイプを通ってアスファルトと混合されます。

ここは、装置が詰まってしまわないように羽のような物が内部で動いているのだそうです。

高温にしないと固まってしまうため、都市ガスを使い加熱しているそうです。

タンクに貯められます!

完成したアスファルトは、このタンクに貯められます。この中は、アスファルトが固まらないように150℃の温度で保温されているそうです。

写真でもわかるように、このタンクから直接トラックに乗せられます。

アスファルト敷

アスファルトを敷き詰める工事のしているのだそうです。こんなにマジマジと見たのは初めて。
ナンバーがついている重機もあります。これは工事をする上で道路を移動することがあるのであると便利なのだそうです。

実は、ここに写っていない大型の機械もありました。大きいだけに、操作も数人で必要になり大変なのだそうです。

試験室

試験室も見せていただきました。
下の写真は、どのくらいの荷重に耐えられるのかを調べる装置です。

30cmくらいの厚さがあるアスファルトも!

こちらでは最近は扱っていないらしいのですが、分厚いアスファルトのテストピース(試験体)を見せていただきました。大きさが分かりにくので軍手、それも何重かに重ねた軍手を並べてみました。

一般的にこの厚さのアスファルトはあまりありません。国道などで採用される厚さだそうです。

上水の引き込みを工事をする時、国道の工事は費用がかかると言われていました。これだけ厚いアスファルトがあるのでは、工事が大掛かりになることも理解できますね。

また、このテストピースを見ると、上(表面側)と下(地中側)とで含まれている石のサイズが違うことがお分かりにかるかと思います。上の方が細かくて、下の方が大きい石が含まれています。これは、細かい石が多い方が固くなるのだそうです。

一般的なアスファルトの厚さは、下の写真くらいです。全然違いますね。

お世話になっているアスファルト

外に出るときには必ずと言っていいほど見る、と言うよりも踏みしめるアスファルト。社会環境を良くするためにも重要な材料です。

初めて工場を見せていただき、構造などについても理解することが出来ました。

また、アスファルトとか土木っぽい会社となると、元気のいいオッちゃんがやっているようなイメージがあるかもしれません。

この東毛再生アスコン株式会社は違いました。

社長の池田さんも、案内してくださった池田さんも、とっても優しそうな人。

規模にもよりますが、一般の方からの直接のお仕事も受けています。

社員も募集しているそうです。

興味があれば声をかけてみてはいかがでしょうか。

池田さん、ご案内いただきありがとうございました!

東毛再生アスコン株式会社 会社案内

会社名東毛再生アスコン株式会社
所在地〒370-0313 群馬県太田市新田反町町130-1
電話番号0276-56-5528
FAX番号0276-56-5526
代表者代表取締役 池田 智
HPhttps://tomo-ascon.co.jp