私の家の断熱性能目標は0.23W/m2Kです。この値は、HEAT20の地域補正を考えた時に出てくる値です。

実際に、この値を出すにはなかなか厳しいかったです。というのも、形を整えて窓を減らせば出せるのですが、この数字のために好みを諦めるというのも、どうなんだろうと思ってしまうからです。

とわいえ、やはり今現在日本にある断熱基準でも一番厳しい数字。意識しないわけにはいきません。

そこで今回の自邸では、一般の方には絶対にお勧めしないような断熱性能を持たせる工事をしています。

なぜ、お勧めしないのかというと、コストパフォーマンスが悪いのです。光熱費を考えてもとにかく費用がかかりすぎます。

今回の自邸は、実験的な要素もあるのでチャレンジしています。一度はこのようなお家を建てておくことも経験上大切なのです。

外張りの断熱材は、ネオマフォームです。厚さは2種類。
60mm
80mm
です。

なぜ2種類にしたのかというと、外壁の重さを考慮したためです。外張り断熱は、重い外壁に弱いのです。

まずは、窓周りに木枠を付けます

外張り断熱の施工をする場合、窓の厚さが問題になります。断熱材の厚さ分、窓が凹んでしまうのです。それを防ぐために、エスホームでは木枠を打ち付けます。

窓開口の周りに、材木が留めてあるのがわかるでしょうか。窓は、この材木の上に取り付けられます。

その材木に合わせて、ネオマフォームを貼っていきます。
下の写真は60mmのネオマフォームです。

この段階では、木ネジで止めている程度です。

ネオマフォームを貼った後には、テープで隙間を止めていきます。

上の写真は、屋根が斜めになっている部分なので貼るのが難しいのですが、大工さんはピッタリにカットしてくれています。

凄い!