国の機関である「地質調査総合センター」が明治15年から、日本全国の地質にかかわる研究を行っており、日本全国各地の岩石や鉱物、化石標本などの展示、地質構造調査から日本列島の成り立ち、ひいては地球の構造からその歴史に至るまでの研究成果が展示されており、それらをわかりやすく学ぶことができる施設です。
入場に守衛所で受付と通行証が必要ですが、入館は何と無料!
様々な化石標本の展示
硯や天然スレート瓦も石ですね
石膏の原石。透明感があり綺麗
珍しい「光る石」
地震の際に起きた地盤の液状化現象により、地中の砂や礫が噴出した「噴砂」がおきた地層の標本。
下写真の赤枠範囲の地層を文字通り地層を「はぎ取り標本」としたもの。
現地を掘削し、地層に接着剤のような特殊な液体を染み込ませ、そこにシートを貼り付けて、固着してから地層ごと剥がすのだそうです。
地中で実際に起きた、液状化現象のメカニズムを目の当たりにすることができる貴重な標本です。
この四角形の物体は人工的なものではなく「黄鉄鉱」という鉱物です。
鉄と硫黄が1:2の割合で結びついたもので、構成する原子や分子が3次元的に規則的な配列となり、黄鉄鉱は整った立方体となることが多い性質なのです。
この写真のように大きさ順に並べると、とても天然のものとは思えません。
下の写真は、1904年に宮城県気仙沼の鉱山から産出された「自然金」で362g、日本産としては最大で、このサイズは世界的にも稀なもので、発見当時かなり話題になったそうです。
珍しい石や鉱物などがたくさんあり、無料とは思えない見応えある施設となっていました。
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