こんにちは、中村です。
一度は見ておきたい「会津さざえ堂」
福島県会津若松市へ行ってきました。
白虎隊の悲劇の地として知られる飯盛山に、一度は見ておきたい、とても珍しい建築、通称「会津さざえ堂」があります。
正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」というのですが、特徴的な外観から見てもわかる通り、その構造は、ぐるぐる巻いた螺旋状となっています。
内部は、上り下りがすれ違うことの無い一方通行のスロープとなっていて、入口から、いつの間にか出口へと誘われる、不思議な空間となっています。
この六角形の三層・二重螺旋構造の木造建築は世界的にも類が無いものとして、国の重要文化財に指定されています。
PCや計算機すらも無い時代にこれを造った職人の技術力もそうですが、これを思いついた人はどんな人物だったのかも興味があります。
ちなみに、レオナルド・ダ・ヴィンチも螺旋構造の建築を考案したそうで、それがフランスのシャンポール城内部の二重螺旋階段と言われています。
水平垂直が前提の建築の世界ではありえない外観。
当初は、お寺の仏堂として、江戸時代後半の1796年建立されました。
絡みつく竜の彫刻も素晴らしい完成度です
大正天皇、昭和天皇、上皇様もご覧になられたそうです。
スロープ状の内部通路
梁が斜めに渦巻く様子がわかります
頂上は六角形。中央に柱が無いのに、寸分狂わず組み上げた大工の凄腕。
かつては三十三観音が置かれ、このお堂で巡礼できたとされています。
会津に行ったらここも見てほしい「会津鶴ヶ城」
かつての戊辰戦争の激戦地、会津鶴ヶ城です。
廃城の後、RC増で外観復元されたものですが、東日本では数少ない天守閣があります。
また、この辺りでは石垣に適した巨石を集めることが難しかったはずですが、こうして残っている石垣の規模を見てもかなり見応えのあるものです。
当時の会津が、徳川幕府の東北地方の、抑えの軍事的重要拠点であったことが伺えます。
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